ノンクラスプデンチャーとは「金具のない入れ歯」のことです。
デンチャーとは入れ歯のこと、クラスプとは入れ歯にかかる金具のことをいいます。
ですので、ノン・クラスプとは金具がないという意味になります。
虫歯・歯周病が進んでしまい歯を抜かなくてはならない時やケガなどで歯を失ってしまった時、その失った歯のない
部分を何かで補ってあげないといけません。その時に用いられる手段のひとつとして残っている歯に金具をかけて
部分的に偽物の歯をいれる入れ歯(義歯)があります。
一般的な部分入れ歯は歯に金具がかかり、場所によっては金具がみえてしまうので見た目があまりよくない、金具が
気になってしまうということもあると思います。そういった場合におすすめしたいのがノンクラスプデンチャーです。
近年注目されており、多くの歯科医院で取り扱っています。
吹田駅前歯科でもノンクラスプデンチャーを取り扱っています。気になる方はお気軽にご相談ください。
左 保険内の通常の部分入れ歯 右 ノンクラスプデンチャー
今入れ歯をいれてらっしゃる方はおわかりだと思いますが、部分入れ歯は入れ歯が動かないようにするための
金属製の金具(バネ・止め具)が付いています。しっかり噛めるように固定するためには大事なものですが
この金属製の金具(バネ・止め具)は見た目があまりよくありません。
実際患者さんから「入れ歯は使えるけど金具が見えてしまうのが気になる。どうにかできないか?」とのご質問、
ご要望が多くあります。保険診療の部分入れ歯だとどうしてもこの金属製の金具(バネ・止め具)になってしまいます。
ノンクラスプデンチャーは金属製の金具(バネ・止め具)の代わりに、プラスチックでできた義歯床で入れ歯(義歯)を支えます。プラスチックでできているので口を開けても金属製の金具(バネ・止め具)がみえず、見た目を気にすることなく使用できます。
さらに割れにくくしなやかな素材でできていて、歯茎の色と同化して目立ちにくく、つけていることがわかりにくい、
通常の部分入れ歯とは異なった入れ歯です。
日本では最近になって普及されてきましたが、アメリカでは50年以上の実績のある入れ歯です。